ニセコでスノーカイト
スノーボードでのケガは、数日後にスノーモービルに乗車中の衝撃で悪化した。後のCT検査で、鎖骨の遠位部が複数に割れていたことわかった。その治療は、安静にして、自然に骨が付くのを待つのが王道である。しかし、ぼくは毎日スノーモービルに乗る必要があるし、雪かきをせざるを得ないときもある。それに、娘が来たときにスノーボードを教える必要もあった。
そこでぼくは、鎖骨にチタンのプレートを埋め込む手術をした。しかし残念ながら、期待していたほど良い経過は得られなかった。初心者に教える程度ならともかく、自分が楽しく滑るには致命的な症状だった。スノーボードでは腕の重さ利用してバランスを取る必要があり、鎖骨に問題があると楽しく滑ることはできなかった。ぼくは、今シーズンのスノーボードが絶望的であることを悟った。
それがスノーカイトだと、腕は上方向に挙げるので、さほど痛みを感じないことに気がついた。痛みがまったくないわけではないが、こんなすばらしい日にスノーカイトができて最高だ。