ニセコアンヌプリでスノーカイト

    ニセコアンヌプリでスノーカイト

    新型コロナウイルスの影響は、ニセコの観光業を直撃している。GW目前、快晴の金曜日でも、十分な雪の残るスキー場に人影はまばらだ。

    今シーズン最後のつもりで、グランヒラフスキー場に行くことにした。センターフォーとキング第3リフト、そして最上部のキング第4リフトしか動いていない。でも雪はたっぷりで、上に行くほど雪も良くなる。

    クワッドにひとりで乗っても罪悪感はゼロ。人気の第4リフトにも並ぶ人はない。第4リフトを降りるとすぐ、ヒラフ山頂ゲート(G3)がある。11あるバックカントリーへの出口のなかで、最も多くの人が出発するゲートだ。

    ピーク時なら、聖地巡礼のごとく、登山者が列をなすヒラフ山頂ゲートなのに、出る人は皆無だ。山頂ゲートで景色を眺めながら、ぼくは斜面を登る風があることに気付いた。いつもなら、人が多くてカイトはできない場所なのだけれど、今日なら許されそうだ。

    そうして、ぼくはクルマにカイトを取りに行った。

    キング第4リフト山頂ゲート3

    実のところ、ヒラフのゲートを出るのは、これがはじめてだ。いつも下から見上げるだけの斜面を登り、アンヌプリのふたつのピークを繋ぐコル(鞍部)にたどり着いた。

    FLYSURFER PEAK

    このカイトは、FRYSURFERのPEAK。初期型の9m2だ。スノーカイトだけでなく、アスファルト上でのスケートボードや、芝生上でのマウンテンボードでも出番は多い。使いすぎで寿命を過ぎたのだけれど、買い替えた12m2では大き過ぎるので、この古いカイトの出番となった。

    最高のエンディングで、ぼくの冬は終わった。

    スノーボードで下山

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