北海道の江ノ島海岸
西風が吹いているので、日本海を南に下ってみることにした。
黒松内を抜け、島牧村に入ると、風力発電用の巨大な風車が林立している。
そして海岸線に出てしばらく海沿いを走ると島牧村の江ノ島海岸に到着した。
波打ち際では、美しい玉砂利が波に洗われる音が涼しげだ。
夏まっさかりなのに、ここ江ノ島海岸に海水浴をする人はいない。日光浴をする人もいない。いるのは海キャンプを楽しむ家族連れだ。
ちなみに湘南の江の島にあるのは片瀬西浜と片瀬東浜。「江の島海岸」は湘南にはない。
風がないので、南下してせたな町にたどり着いた。
漁港の南側、風車のたもとの砂浜で、わずかな風を捕まえようとした。
結局、風はあがらず、一度もボードに立てなかった。
せっかくこんな遠くまで来たので、前から気になっていた露天風呂に行くことにした。
せたな町からさらに30分南下し八雲町熊石へ、そこから10分ほど山道を登って、目指す平田内温泉に到着した。
夕暮れ時なので、他に人はいない。
そして、巨大な岩が繰り抜かれた湯船は、僕ひとりの貸し切り状態となった。