ボクの家は5億円

公用語が英語の会社に努めているので、少しは耳が英語に慣れてきた。
スキー場のリフトで、たまたま乗り合わせた10歳くらいの男の子が、引率者と喋る英語が聴こえてきた。フード付きのリフトなので、嫌でも同乗者の会話が耳に入ってくるのだ。

「ボクは、上海人とカナダ人のハーフだからShanadianだ。家は500ミリオンUSD(約5億円)で、ベッドルームが◯室のほかにお手伝いさんの部屋もあるんだ。部屋にはピアノもあって、ガレージは3台分だよ。」

彼の家は、一戸建てのようであるが、開発が続くニセコでは、Apartmentでも億を超える物件は少なくない。2016年12月に完成したAYA NISEKOのペントハウスは、売値が約5億円だった。2018年に完成予定のSKYE NISEKOのペントハウスは、5億2800万円の部屋が売られている。

ついでに書けば、僕の会社の主力商品は建築条件付き宅地で、土地と建物を合わせると、ボトムラインでも1億円は下らない。

平均的な日本人からすると、浮世離れの世界なのかもしれない。しかしながら、高額物件であることを除けば、外国人の投資や移住は、今後も増加する。それは、ニセコや大都市に限った傾向ではない。投資と住居に対する、ボーダーレス化が今後も進むからだ。言い替えれば、このふたつのボーダーレス化に対し、日本は遅れていると言わざるを得ない。欧米はおろか、韓国や中国に対しても遅れている。

それなのに、外国人に「日本はすばらしい!」と言わせることによって、日本人の自尊心をくすぐるだけのテレビ番組が乱立していることを嘆きたい。

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