雪洞のガレージで修理
12月3日に壊れたぼくのスノーモービルは、雪が積もって「根雪」になる前の地面近くにあった。
2月にピークを迎えた積雪はおよそ2メートル。3月になって、あきらかに降雪も減った。そこでぼくは、重い腰をあげて、壊れたスノーモービルの修理をはじめることにした。
まず、雪のなかからスノーモービルを発掘し、そこにブルーシートで屋根をかけた。減ったとはいえ、まだ一晩で10センチ程度はあり得る。そうなると、作業に支障がでるからだ。
スノーモービルの修理のみならず、ここでは人に頼みたくても頼めないことが多い。だから自分で何とかしなければならない。ネットで得られる情報は、自分で何とかするための大きな支えだ。
ただし、スノーモービル関連の情報は少ない。スノーモービルは日本で年に600~800台しか売れていないからだ。今回の作業で頼りにしているのは、海外のショップが発信したスノーモービル修理小技の記事。
ぼくのヤマハFX-NYTROは、スターターモーターがエンジンの奥まったとこにあるため、通常はエンジンを下ろさないと交換できない。この記事によれば、エンジンを下ろさず交換できるようだ。それでもかんたんな作業ではない上に、記事にはイラストも写真もない。でも、この記事に頼るほか、ぼくには選択肢がない。
作業をはじめるてすぐにつまづいた。英文の意味する方法が理解できないのだ。そこで僕はYahoo!知恵袋を利用した。困っている人に救いの手を差し伸べてくれる人はいるもので、何度となくぼくはそこで助けられている。今回もすぐに作業方法を理解するアドバイスをもらい。作業の一歩目に踏み出すことができた。
田舎暮らしは不便も多いが、ネットで得られる情報は都会と同じだ。特殊な部品もカナダから10日程度で届いた。ぼくのスノーモービルがふたたび動く日も近い、はず。