焦燥の冬支度

    ニセコヒラフスキー場では、雪が積もり始めている。僕のスノーモービルは、10ケ月間におよぶ修理期間を経て、ようやくセルの交換が完了した。あとは外したパーツを元の位置に戻すだけだ。

    エンジンが始動できるところまで仮組みをして、おそるおそるセルを回してみた。セルはまわるものの、残念ながらエンジンはかからなかった。

    3本あるプラグのうち1本を外し、スパークがあることは確認した。燃料が燃焼室に送られていないことが問題の原因だろう。

    インジケーターには、黄色いランプが点滅し、赤のランプが点灯している。マニュアルによれば、黄色のランプは警告灯で、赤いランプはクーラント温度低下表示灯だ。

    警告灯は、液晶のエンジンアイコンの点滅と連動しているようで、その警告内容は液晶に番号で表示される。83と81が表示されるが、それらはグリップと親指の暖房の警告を示しており、エンジンの始動を妨げることはない。そうすると、クーラント温度低下表示灯が怪しくなってくるが、やはりエンジンの始動を妨げることはないようだ。

    次に、燃料タンクを外し、古いガソリンを抜いて、新しい燃料を半分ほど注いで試してみた。やはりエンジンは回らない。さらに、すべてのプラグを外し、スタートフルードをスプレーしてみた。しかし、スタートフルードには着火する音は聞こえたがエンジンは回らない。

    例年どおりなら今月末、僕の家はまた雪に閉ざされてしまう。だから、かなり焦っている。

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    焦燥の冬支度” に対して4件のコメントがあります。

    1. 東北在住のオヤジ より:

      もう少しですね! 10日たってるのでもうかかったかな??
      以前に乗っていたヤマハPhazer4ストも、シーズン初めにかかりづらいことがありました。
      ヤマハの4ストジェットも、かかりづらいことがありプラグを替えたらかかりました。
      4ストは意外とプラグが大事なように感じました。 火花が飛ぶのが見えても、エンジン内で高圧縮時は飛びづらいのかも。
      Phazerの場合は、プラグ抜いて内部にスプレーして、を繰り返したような記憶あります。
      何度もセル回すと燃料過多になってカブリやすいんでしょうかねー。

      ボクのほうは、ヤマハの2スト ロングキャタをゲットしました。 
      走行800kmでピカピカの秘蔵品(笑)です。15年くらい前のヤツですが!

    2. 東北在住のオヤジ より:

      キーをONにすると数秒間、燃料ポンプが動くと思うのですがどうでしょう?
      そのたびに、燃料が送られて過多になるのかも??
      「グリップと親指の暖房の警告」は始動しないので電圧が低いせいかもですね。
      バッテリーチャージャをつないだままでセル回したらどうでしょう?やってるかな。

      1. kazu より:

        アドバイスありがとうございます。
        あれこれ調べたうえで、原因はECUと判断しました。
        すでに代替品を注文し、今週末に組み込み予定です。
        プラグも変えることにしました。
        きっと今週末に動くと思います。

        1. 東北在住のオヤジ より:

          ECUでしたか! 
          夏に友人のカワサキの2ストのジェットを修理しましたが、イグナイタ不良でした。
          ネットで見ると、プラグキャップやコードが接触不良だと、点火エネルギーが行き場を失って故障になるらしいです。
          じっさい、1次側とケース間にリーク痕跡がついてました。
          もしかすると、同様な逆流現象なんですかねー。

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