あんまり笑わない人
「あんまり笑わない人」
僕は、ひとつ前の会社の同僚からそう言われて、「そういえば、そうだ」と思った。
高校生の頃から、僕はあまり笑わなくなった。中学生のころは、高校生の時より笑っていた、小学生のころは、人を笑わせることに喜びを感じていた。だんだんと笑わなくなった理由に思い当たることはあるが、あんまり書きたくはない。
昔話はさておき、この写真は、僕がニセコで働き初めて最初の冬を迎えたときの集合写真だ。少しトリミングし転用させてもらったが。そもそも公開されている写真なので問題ないだろう。
写真に映るとき、僕は笑顔を作っていたつもりだった。欧米人が主体の会社なので、スマイルは基本中の基本だからだ。ところが、写真の僕は、あんまり笑っていない。表情を作ることに精一杯の努力をしていたつもりだったので、写真を見て愕然とした。
英語が下手であんまり笑わない日本人が、欧米人が主体の会社に馴染めるのかどうかは分からない。それに、仕事の能力や結果だけで、自分の居場所をつくることはできない。会社にしがみ付く気はさらさらないが、できれば多くのスタッフと仲良くしたいと思っている。
笑顔が上手にできないのなら、英語が上手に使えるように、もっと努力をすべきなのだろう。