明日へのターン
ぼくの家に供給される水は湧水だ。川の源流がいったんタンクに集められ、それが圧力ポンプで押し出されている。
この給水システムは極めて不安定なので、ひんぱんにポンプ小屋に様子を見に行く必要がある。道はポンプ小屋で行き止まりなので、そこでターンしなければならない。
切り替えしのできない深雪のとき、ここでスノーモービルをターンさせるのは手に汗握るチャレンジだ。何度も埋もれて、へとへとになったこともある。かといって、スノーシューで水の管理にそこまで行くのは苦痛だ。
そこで、スノーモービルで小さくターンする練習をはじめた。
ぼくは、明日の生活のために、もっと上手くターンできるようにならなければならない。