移住の経緯

2015年の夏、僕は諸般の事情で会社をやめることになった。
計画退職ではないので、その準備は何もしていない。

住宅ローンは、まだ1000万円ほど残っている。
子供の養育費は、大学を卒業するまであと1年半のこっている。
さらに、海や山で遊ぶための道具を大量に買って数十万の借金を重ねたばかりだ。

そこで僕は、資産を売り払い、地方に移住することを決めた。
幸いなことに、不動産を売却したら、ローンを返済しても200万円ほど残りそうだ。

僕は、雇用保険の支給満了をデッドラインに設定し、移住先を検討した。
同時に、仕事をしながらではできなかったことを消化した。

移住先を検討するのに、仕事を優先する気は、まったくなかった。
僕は、会社に縛られないための努力を、人並み以上に積み重ねてきたつもりだ。
だから、仕事は何とかなると思っていた。

移住先の要件は、カイトサーフィンのできる海と、スノーボードのできる山が近くにあること。なぜなら、僕が長らく住んだ横浜からは、とにかく雪山に行くのがたいへんだったからだ。また、砂浜の海岸に行くにも、横浜新道か横横道路を使ってさえ、約1時間かかっていた。

さんざん検討した末、移住先を北海道に決めたころ、たまたまニセコの求人に目をとめた。しばらく山の近くに住んで、次に海辺に引っ越せばいいと思った。
こうして、僕はニセコエリアに住むことになった。