チセヌプリスキー場は、倶知安・ニセコの好景気を蘭越に呼び込むために、極めて重要な拠点である。うまく利用できれば、蘭越町の知名度も上がり、好景気を呼び込めたはずだ。
しかしながら、現町長の金秀行氏が副町長、現副町長の山内氏が総務課長だった2016年、蘭越町はチセヌプリスキー場の施設を当初価格の5分の1に引き下げ、短期間での公募を経て、民間事業者に売却した。
そして現在、1日13人の富裕層が全山を独占する運営が行われ、バックカントリースキーヤーの立ち入りは禁止されている。利用者が少ないので、経済効果は極めて限定的で、地元民が気軽に利用できる料金ではない。それどころかバックカントリースキーヤーに敬遠される材料にさえなっている。
蘭越町は、公募時の提案と異なる運営を許容する理由を明らかとすべきである。それを許容する特別な理由がないのなら、提案の偽計を理由に契約を撤回し、真の地域振興につながるスキー場の再建を考るべきである。
不幸なチセヌプリスキー場